非常食のローリングストックが向いていなかった理由

 
 

「災害時に備えて3日分の食料・水を備えておきましょう」と言われていたのが、最近は1週間分以上の備えが推奨されるようになりました。 そうなると、問題は「収納スペースの確保」と「賞味期限の管理」です。

今回お話をお聞きした、東京都在住のライフオーガナイザー、さいとうきいさんは「見えないと忘れる性格」だそう。
そんなタイプでも続けられる、非常食の収納方法、管理方法について教えてもらいました。

■実験!ローリングストックで非常食の管理がラクに!?

さいとう家では毎年、9月と3月に防災用品の見直しをしています。
9月は防災月間、3月は東日本大震災。
防災に関するニュースがたびたび取り上げられる時期に合わせることで、うっかり見直しを忘れてしまうのを防いでいるそう。


防災用品といえば:

  

0次の備え: いつも携帯しておくもの

  

1次の備え: 非常時に持ち出すもの

  

2次の備え: 自宅にストックしておくもの


の3つに分けられることが多いようです。

 

このなかで、さいとうさんが特に管理に困ったのが、2次の備えとなる食品のストックだとか。
「もともと在庫管理が得意でないうえ、典型的な『見えないと忘れる』性格なので、いざというときに『あ、消費期限が切れてた!』の可能性大なんです」というさいとうさん。

 

そこで、非常食を日常的に消費し、消費した分だけ買い足していくという備蓄法、「ローリングストック法」を取り入れてみることにしました。

 

長期保存を前提にしなくていいので食品の選択肢が広がるうえ、非常時にも食べ慣れたものを口にできる安心感があります。

 

さいとうさんにとっての最大のメリットは、在庫管理のシンプル化だったとか。
短期間でストックが回転するので、基本的に消費期限を気にする必要がなくなるはずですよね。

■どうして?「補充が間に合わない」「食べきれない」

ところが、実際にローリングストックを試してみると……。

ストックしておいたレトルト食品やフリーズドライ食品、インスタントヌードルなどのうち、「おいしい」と思ったものはすぐに食べ切ってしまい、補充が間に合わなかったそう。
しかも、こういった食品の消費期限は意外と短め。
反対に、「まぁまぁ」なものは消費期限が過ぎても食べきれなかったとか。

さいとうさんは「在庫管理のシンプル化どころか、常に期限を気にしていないといけないので、なんだか気ぜわしく感じました。
どうやらわが家には、非常食のローリングストックは向いていなかったようです」。

 

そんな紆余曲折を経て、さいとう家の非常食の備蓄は、長期保存ができる缶詰・瓶詰めがメインとなりました。  

実際に食べるときに少しでも楽しめるよう、選ぶときの基準は「非常時でなくても食べたいもの」「日頃からおいしいと感じているもの」です。  

  

■「災害時に非常食がない!」を防ぐ収納場所

   

「手に取りやすい場所においしいものがあると、あっという間に食べ切ってしまう」というおいしいもの好きのさいとう家では、非常食は日常的に消費する食材とは分けて、クローゼットの片隅へ。
スーツケースに入れて保管しています。  

   

 

 

これで非常食をうっかり切らすことはなくなりましたが、普段は見えない場所に置いているため、消費期限をうっかり切らすリスクは高まりました。

 

そこで、備蓄品と消費期限のリストを作って、年に2回、9月と3月にチェックすることに。
リストを作ったり更新したりする手間はかかりますが、年に2回の見直し時以外は、在庫管理について忘れていても大丈夫。結果的に、あれこれ気を揉む時間やストレスから解放されているそうです。

 

前回ご紹介した会田さんもさいとうさんと同じ「見えないと忘れる性格」とのことでしたが、ふたりが採用した非常食の管理方法はそれぞれ異なります。
みんさんも、いろんな管理方法を試して、自分がラクに続けられる方法を見つけてくださいね。

 

【参考】
※人と防災未来センター http://www.dri.ne.jp/
※地震ITSUMO.COM http://www.jishin-itsumo.com/
※1週間分の食料備蓄例を考えました~巨大地震に備えて家庭でできる防災対策 | ベターホーム http://www.betterhome.jp/info/3771

     

今日ご紹介したおうち

 
 

ライフオーガナイザー さいとう きいさん宅
さいとうさんのブログ: SMALL SPACES: 狭くても快適に(リンク先:http://blog.keyspace.info/
記事協力: 片づけ収納ドットコム (リンク先:http://katazukeshuno.com/
記事監修: 一般社団法人 日本ライフオーガナイザー協会 (リンク先:http://jalo.jp/

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