トランクルームの押入れ産業

SPACE PRESS(収納ブログ)

タイヤの正しい保管方法 手入れ~保管環境までご紹介!

2025年10月03日 12:00

タイヤの正しい保管方法 手入れ~保管環境までご紹介!

 タイヤの寿命は保管状態によってかなり左右されます。大きくて重いタイヤは保管スペースを取ってしまう上に、無理な置き方をしてしまうと劣化のスピードが速まります。一個数万円もするタイヤですから長く使いたいですよね。

 適切に保管されたタイヤであれば、3年間は同等の性能を保つと言われています。

 では、「適切に保管する」にはどのような手順をふめばよいか、ここでご説明します。



タイヤを保管する前の準備

 まずは、タイヤの汚れを落としたり空気圧の調整や、保管する前の準備をしましょう。

①タイヤの汚れを落とす

 砂や泥、油汚れを長期間放置しておくとタイヤが劣化していきます。汚れは水洗いで落とします。

 どうしても落ちない頑固な汚れは、薄めた中性洗剤を使用し、最後は洗剤の成分が残らないよう隅々まで洗い流すとよいでしょう。

 タイヤの保護成分は油性であるため、そのまま洗剤を使用してしまうと保護成分まで除去してしまう可能性が高いので注意が必要です。

②しっかりと水分を乾燥させる

 水洗いした後は、水分をよく拭き取り、しっかりと乾燥させます。

 濡れたままにしておくとカビが発生し、劣化につながります。

 特に、ホイールをつけたまま保管をする場合は錆びやすいので気をつけましょう。

③空気圧を調整する

 タイヤの空気を抜いておくことで、タイヤにかかる負担が減り、劣化防止につながります。

 適正空気圧は半分程度、エアゲージなどを使用して空気圧を調整します。

 適正空気圧は運転席側のドア付近や給油口付近のシールに記載されていることが多いです。



タイヤの置き方

 次に、ホイール付のタイヤと付いていないタイヤ、それぞれの置き方を見てみましょう。

 タイヤはどのような置き方でも変形などのリスクをゼロにすることはできませんが、リスクを軽減することは可能です。


ホイール付のタイヤ

 タイヤを寝かせて保管します。ホイールが付いていないタイヤに比べて重たいので、重量を分散させるために接地面を広くとれる横置きでの保管がよいでしょう。

 また、横置きでは一番下のタイヤに最も負担がかかってしまうため、できれば月に一度はタイヤの上下を入れ替えましょう。

ホイールが付いていないタイヤ

 1個ずつ横置きで保管すると場所を取り、重ねると下になるにつれて負担がかかるため、縦置きでの保管がよいでしょう。

 縦置きでも接地面に負担がかかることを防げないため、定期的にタイヤを回転させましょう。

 他にも色移りにも気を付けましょう。

 ■床面への色移り・・・厚みのある段ボールや風通しの良いすのこの上に置きます。
 ■タイヤ同士の色移り・・・タイヤの間に板や段ボールを挟んで保管します。


タイヤを保管する環境

 最後に、タイヤを適切に保管するための環境についてです。
 タイヤはどういった環境に弱いのかを知って対策を立て、長持ちさせることを目指しましょう。


ポイント1:直射日光や高温に弱い

 タイヤはゴム製のため、紫外線や高温により油分が抜けてしまいひび割れしてしまいます。屋外で保管する場合はカバーをかけ、ガレージなど日陰で風通しのよい場所で保管しましょう。

ポイント2:雨や水分に弱い

 湿度にも注意が必要です。錆びるのはホイールだけではありません。タイヤ内部のスチールコードも劣化してしまう可能性が高まります。屋外に置く場合は、防水性の高いカバーを使用し、地面の水分からも守るために厚みのある段ボールやすのこの上、専用ラックに置くようにしましょう。

ポイント3:オゾンに弱い

 ひび割れの原因である腐食性が高いオゾンが発生する機器から遠ざけた場所で保管しましょう。オゾンはエアコンの室外機やバッテリーなど、モーターで駆動する機器から発生するため、それらの近くは注意が必要です。

 このようにタイヤは自然環境に影響を受けやすいということがわかりました。屋外の保管は気をつけなければならない部分が多く、リスクも高いです。そのため、タイヤは自然環境に左右されない屋内での保管が安心と言えるでしょう。

トランクルームで保管しよう

 タイヤは屋内での保管が適切ですが、皆さんのご自宅にそういったスペースはあるでしょうか。

 「ない」という方向けに、トランクルームでの保管をご紹介します。

 まず、トランクルームには大きくて3つの種類がありますので、それぞれの特徴を見ていきましょう。

①屋内型トランクルーム

 屋内型トランクルームとは、ビル内に設置されたお部屋タイプのトランクルームです。空調管理がされているため、長期間の保管におすすめです。しかし、タイヤにとって環境が良すぎるため、費用が高く感じることも。また、完全密閉型ではないためタイヤのニオイ問題や、床を汚してしまうという恐れもあります。屋内型トランクルームを利用する時は、タイヤには袋をかぶせ、床は色移りしないように敷物を敷くという対策を必ず行いましょう。

②屋外型トランクルーム

 屋外型トランクルームは、外の敷地にコンテナを置いたタイプのトランクルームです。空調管理がされていないため、安く利用できるというのが特徴です。しかし、特に夏場はコンテナに直射日光が当たり、コンテナ内の気温が上昇する可能性が高いです。タイヤは熱に弱いため、なるべく日に当たらないコンテナを選ぶという手間がかかります。

③倉庫内トランクルーム

 お荷物を入れたコンテナを倉庫の中で保管するタイプのトランクルームです。屋外型トランクルームと同様に空調管理を行っていない場合が多いですが、日光とコンテナの間に倉庫というワンクッションがあるため、急激な温度や湿度の上昇がありません。空調が整いすぎている屋内型トランクルームよりも安価でタイヤ保管にベストな環境を維持できることが特徴のためおすすめです。



タイヤ保管専門サービス

 押入れ産業のトランクルームでは、こういったベストな環境でタイヤをお預かりする「倉庫内タイヤ専門サービス(タイヤード)」もご用意しております。

 プロがお客様のタイヤを一点一点丁寧にお預かりいたします。タイヤを保管するスペースをお探しの方はお気軽にご相談ください。




▶「倉庫内タイヤ専門保管サービス(タイヤード)」の詳細はこちら

SNSシェア

タグ一覧