トランクルームの押入れ産業

SPACE PRESS(収納ブログ)

カビの発生条件・対策とトランクルームの活用

2025年03月21日 12:00

カビの発生条件・対策とトランクルームの活用

 誰でも出会ったことがあるカビ。おうちで発生するカビの中には、体にも家財にも悪影響を及ぼすものがたくさん。

 このブログではカビの主な種類や発生条件・対策について、そして、カビが発生しにくいようにおうちの環境を整える中で、部屋作りに困った時の一つの解決方法としてトランクルームの活用もご紹介します。


カビいろいろ

 おうちで発生するカビは色も特徴も様々。
■クロカビ(クロカワカビ)■
 家の中によくいる黒いカビ。空気中にも含まれ、外からも侵入してきます。湿っぽいところに生えやすく、窓のサッシや壁、床、浴室内、台所、エアコンなど掃除が行き届かない場合に繁殖します。



■アオカビ■
 自然環境中に広く分布しているカビ。みかんについている青緑色のカビを思い浮かべましょう。果物、パン、餅・・食べ物だけではありません。家具の裏や畳、靴などホコリや皮脂が多いところに発生します。



■カワキコウジカビ■
 コウジカビの一種。黄色や黄土色、緑、黒、白・・様々な色があります。菓子や乾物をはじめ、カーペット、畳、カメラレンズ、精密機械の基盤に発生し、高温や乾燥にも強いカビです。



■アカアビ■
 赤っぽいぬめりのあるカビ。高い湿度、かつ、石鹼やシャンプーの残留物、食品のカスや油汚れが原因で発生します。アカカビはクロカビの栄養源のため、放っておくとクロカビが増えていきます。



■ツチアオカビ■
 アオカビによく似た緑色の粉っぽいカビ。畳の裏や木材に現れ、劣化や腐敗を引き起こします。湿気の多い場所、汚れやゴミが主な原因です。



■ススカビ■
 ホコリと間違えられやすい黒いスス状のカビ。胞子がとても軽く、鼻腔内にとどまってアレルギーを発症してしまうことも。水分や結露の多い壁、プラスチック、ビニールクロス、シャワーカーテン、布団、すのこによく発生します。



カビの発生条件

 カビが発生しやすい場所。それは、酸素があり、温度は20~30℃、湿度は70%以上の場所です。3つの条件が揃うとあっという間に現れます。20℃以下の温度でもカビはゆっくりと成長します。湿度は70%を超えると数ヶ月でカビが繁殖し、75%を超えるとスピードが速まり、90%ではたった2日で目に見える程度まで繁殖すると言われています。
 日本の環境はどうでしょうか。温度は春から夏にかけて上昇し、秋から冬にかけて下がります。湿度は年間を通じて60%以上と高く、特に6月後半から7月にかけての梅雨の時期は温度や湿度がカビの発生条件にピッタリということはなんとなくでもわかるのではないでしょうか。

 カビが発生しにくいよう環境をコントロールすることが必要ですが限界があります。できる範囲で環境を整え、さらにはカビのエサを除去するようにしましょう。


カビ対策

1エアコンや除湿器で湿度を調整する

 湿度が70%を超える場合、まずはエアコンのドライ機能で湿度を調整していきます。それでも下がらないお部屋には除湿器を設置。湿度の高い季節はエアコンや除湿器の継続的な使用を心掛けましょう。

 また、湿度の上昇や水分が発生する原因を取り除くことも大切です。窓の結露はこまめに拭いたり結露防止フィルムを貼ったりする。洗濯物の部屋干しをやめる。傘や長靴など雨具を使用したら汚れを落とし、乾燥させてから片づける・・。

 普段開ける用事がない納戸など湿気が多い収納スペースには除湿剤を置くのもおすすめです。ただし、除湿剤の効果が切れたら取り換えることを忘れないようにしてください。扉をたまに開けて風を通してもよいでしょう。

2空気の流れを作る

 室内を常に閉め切った状態でいると温度や湿度が上昇していきます。そのため、こまめに換気をして調整しましょう。換気をする時、窓は2か所以上開けます。換気扇を使用する時も同様ですが、雨の日の外の湿度は100%なのでご注意ください。

 扇風機やサーキュレーターで緩やかに風を送ることも温度、湿度の調整に役立ちます。ただし、カビが発生している状況で空気の流れを作ってしまうと胞子を散らして逆効果になりますので、まずはカビを取り除いてから使用しましょう。
 家具の置き方も気をつけます。壁にぴったりと配置すると壁と家具の隙間に空気がたまりますので、できるだけ壁から離します。お部屋の中もタンスやクローゼットの中も、物をぎゅうぎゅう詰めにしてしまうと空気が滞留します。今ぎゅうぎゅう詰めの状態なら早めに物を整理、別のところへ移動しましょう。

 各スペースに物は8割程度まで、定期的に模様替えや出し入れして空気の通り道を増やします。定期的に物の移動を行うことは、もしもカビが発生した時の早期発見にもつながります。

3ホコリや汚れをためこまない

 カビのエサであるホコリや汚れをためこまないよう掃除しましょう。

 人の出入りがある空間は原則毎日掃除をしたいところですが、難しい場合には週1回、月1回などと決めて忘れずに行いましょう。ただし、キッチンや浴室は湿度が高い場所ですのでできるだけ毎日水分やゴミを取り除いた方が◎。

 掃除の時には家具や壁、皮革製品なども手入れします。あまり出入りがない納戸やクローゼットなどの収納スペースは衣替えの時に一緒に掃除すると効率が良いです。

 掃除は高いところから低いところへ。水拭きの必要がある場所はしっかりと絞った雑巾で拭き、すぐに乾拭きをします。掃除する時にホコリが体内に入らないようマスクも着用した方がよいです。体にも付着する可能性もあるため、汚れてもいい服装で行い、掃除が終わった後はすぐに洗濯をして清潔にします。

 空気清浄器を使って室内環境を清潔に保ってもよいです。その際は、ホコリがたまりやすい吸い込み口やフィルターもこまめに掃除や交換をしましょう。

まとめ

■カビの発生条件■
 酸素、20~30℃の温度、70%以上の湿度。

■対策■
  温度と湿度の調整、空気の流れを作る、家具の配置や物をぎゅうぎゅう詰めにしないよう心掛ける、定期的な掃除。

 中でも家具の配置や物をぎゅうぎゅう詰めにしないように心がけることにおいて、おうちの物が多くて難しい人もいるのではないでしょうか。物が多くて掃除がしづらいという人もいるでしょう。そんな時はトランクルームを活用してみてはいかがでしょうか。

 対策を行ってもおうちにカビが発生し、大切なお荷物が心配な場合もトランクルームに預けて避難させるのもよいでしょう。


トランクルームなら押入れ産業がおすすめです

 押入れ産業のトランクルームは有人管理の倉庫内保管が特徴です。お荷物を入れるコンテナも防カビ・防塵加工を施した保管専用機材です。おうちのカビ対策に、普段使わないお荷物や大切なお荷物は安心・安全な押入れ産業を頼りにしてください。

倉庫内トランクルームは常温常湿です

 道端ある屋外型トランクルームは、上の図の右側のように直射日光で夏場はぐんぐん温度が上がります。また、コンテナが直接雨風に当たり湿度も70%を超えてしまうことも。コンテナ内のコンディションに不安があります。

 一方で、押入れ産業のトランクルームはコンテナにお荷物を保管するところまでは同じですが、そのコンテナは屋外ではなく倉庫内に保管します。直射日光や雨風にさらされないため、上の図の左側のように温度と湿度は適切な数値を保ちます。特に湿度の面ではカビが発生しにくい条件になっています。
 しかし、もともとカビが発生しているお荷物や水分の含んだお荷物を保管した場合はカビを防げません。お荷物を清潔にし、乾燥した状態でお持ち込みください。
 押入れ産業からみなさんへお荷物を預ける前の主な注意点はこちらからご確認ください。


コンテナは防カビ・防塵の保管専用機材です

 押入れ産業のコンテナは防カビ・防塵加工を施した保管専用機材です。大きさはS・M・L・LHの4サイズで約1畳~2.5畳、高品質なコンテナにお荷物をたくさん保管できます。料金は地域によって異なり、Sサイズは税込7,700円~9,900円、LHサイズは税込15,950円~22,000円です。
 店舗は全国にあり、空き状況は店舗によって異なります。こちらからお近くの店舗を探し店舗へ直接お問い合わせいただくか、下記「お問い合わせフォーム」からお問い合わせください。

 モノクラシミュレーターで預けたいお荷物をご選択いただくと、目安のコンテナサイズもわかるのでぜひお試しください。シミュレーション結果をそのまま反映した状態でお問い合わせもできます。




 おうちの環境を整える、困った時は押入れ産業のトランクルームを上手に活用してカビのない快適な生活を送りましょう♪

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